「ペンシルカツオ輸入自粛を」 沿岸漁民連

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「JCFU全国沿岸漁民連絡協議会」(約3500人)が9月20日、フィリピンなどで生産される極小カツオ製品の輸入を自粛するよう、節業界2団体に要望書を提出しました。「沿岸漁民連」には、沿岸引き縄、近海一本釣りなどカツオ漁業者も多数加盟しています。

われわれ「高知カツオ県民会議」も、ペンシルカツオ産業が、日本近海を含む太平洋のカツオ資源に与える悪影響を重視。流通、消費の側から事態改善に一石を投じることができないか、議論を続けています。以下、「沿岸漁民連」の要請書全文を引用します。写真はフィリピンから輸入されたペンシルカツオです。


極小「鰹節」(ペンシルカツオ)の輸入自粛を求める要望書

2018年9月20日

日本鰹節協会 殿
全国削節工業協会 殿

JCFU全国沿岸漁民連絡協議会


初秋の候、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、私どもJCFU全国沿岸漁民連絡協議会は、カツオやマグロ資源の減少を契機として、沿岸漁業を守ろうと誕生した沿岸漁民の全国組織です。2015年に発足し、現在、北海道から沖縄までの漁民3000名余が加盟しております。
 皆様も御承知のとおり、日本近海へのカツオの北上量が減少を続け、とくにフィリピン沖を源流とする黒潮に沿って北上してくるカツオの減少は著しいものがあり、2000年代に入って沖縄県から千葉県までの太平洋沿岸の小型船ひき縄漁は壊滅的な不漁が続いています。
 水産庁も日本近海へのカツオ北上量減少の要因は、熱帯海域における大規模まき網の過剰漁獲にその要因があるとして、WCPFCの国際会議で漁獲圧力の削減を呼びかけています。私どもも我が国のこの見解と国際会議での主張については全面的に賛意を示し、支援しております。
 このように我が国がカツオ資源の保護を訴える中で、日本の鰹節産業界の中に、フィリピン、インドネシアからわずか10cmほどの超小型荒節「ペンシルカツオ」を輸入して、ダシ材料、つゆ材料にしている実態があることを残念ながら知ることになりました。
 ペンシルカツオは生魚で体長30センチ未満であり、この荒節製造と日本への輸入をすすめることは、フィリピン・インドネシア漁業を通してカツオ資源の減少に強く手を貸すことでもあります。また、海洋資源を守り持続的に利用していこうとする世界の流れに逆行するものでもあります。
 貴協会に所属する企業の皆様におかれましても、この趣旨を尊重していただき、ペンシルカツオ原料を自主的に使用しない「資源に優しい企業」になっていただきたくお願い申し上げるものです。


 日本にカツオを取り戻すためにも皆さんのご協力をお願いいたします。

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by katsuonews | 2018-09-21 11:17 | Comments(0)

カツオがやばい!って知ってました?


by katsuonews